生産
作業着
異物混入を防止するために、作業着も様々な工夫をしています。
- ※食物アレルギー配慮商品の製造に関しては、より厳しいアレルゲン管理が必要であり、作業着も通常生産ラインの従業員とは分けています。
1.帽子
帽子の中に更に使い捨てタイプのネット帽を着用。外の帽子のすそは上着に入れ毛髪が作業着の外に落ちるのを防ぐ。
2.上着
上着はマジックテープ。ファスナー脱落による異物対策としてファスナーが一切ない作業着。また上着にはポケットがなく私物が持ち込めない。
3.上着のそで・ズボンのすそ
上着のそで・ズボンのすそは絞られており、体毛などが作業着の外に落ちるのを防ぐ。
4.上着のすそ
上着のすそはズボンに入れるタイプで体毛などが作業着の外に落ちるのを防ぐ。
持ち込み禁止品
以下作業に必要な備品は、指定品を使用。
製造における異物対策
(1) X線異物検出機および金属探知機
金属類やガラス片などの硬い異物を取り除くために、原料・商品についてX線異物検出機や金属探知機を設置し、全数チェックを行っています。X線の検査画像は一定期間保管して、トラブル時の検証に役立てるよう取組みを進めています。
(2) 色彩選別および風力選別
水産物・畜産物の骨や水産物の天然由来の異物などが付着している可能性がある原料などは、従業員による目視選別のほか、色の違いで異物を除去する色彩選別機や風の力で異物を除去する風力選別機を用いて全数チェックを行っています。
色彩選別
風力選別
(3) ふるい・フィルター・マグネット
ふるい・フィルター・マグネットを製造工程の適切な箇所に設置し、異物の混入を防止しています。
設置したふるい・フィルター・マグネットの状態は毎回確認して、原料由来の異物が見つかった場合には、即日、原料メーカーに対し改善を要望しています。
(4) 目視選別
機械による選別だけでは限界があるため、熟練した選別専任者が、異物はもとより原料異常品などを取り除きます。また選別台も原料の色と同化しないものを原料毎に採用しています。
(5) その他異物除去対策
原料の特性により特殊な異物対策を行っています。例えば、さけ茶づけで使用の鮭については、三枚におろした後で、従業員による骨取りだけでなく機械による骨取りを行っています。機械による骨取りは、ピンセットで骨を抜くような原理です。その後、鮭は、フリーズドライ加工された後、色彩選別機や目視選別などで入念に骨取りを行っています。