永谷園グループの
品質保証システムNAFSAS
ステークホルダーエンゲージメント
永谷園グループは、お客さまが安心して商品をお召し上がりいただけるように、食の安全と安心を提供し続けます。
永谷園グループの品質保証システムNAFSAS
Nagatanien Ajihitosuji Food Safety Assurance System
永谷園グループでは、「商品・サービスの安全性の確保」を、企業行動指針の1番目に掲げて取組んでいます。
2009年に、独自の品質保証システム「NAFSAS(ナフサス※1)」を構築し、その後も常に世界情勢や食品安全に関する動向を注視し、様々な国際規格のノウハウを取り入れながら、永谷園グループの企業規模や風土に適合させた形へと、整備・運用をしています。
NAFSASでは、商品開発からお客さまに商品をお届けするまでを「品質保証・顧客満足」「食品安全」「危機管理」の3つの柱で構成して、創業当時からの「味ひとすじ」の企業理念を念頭に、活動を行っています。
永谷園では、今後もこの「味ひとすじ」を充実させ、「安全・安心」で、「おいしい」商品開発への取組みを続けていきます。
「NAFSAS」を構成する3つの柱
1.品質保証・顧客満足|永谷園品質マネジメントシステム(ISO9001)
ISO9001のシステムにより、社内の定期監査や、外部機関の審査による、効果的な運用の確認、管理体制の維持、継続的な改善を行っています。
2.食品安全│食品安全管理システム
HACCP※2管理を重要視した、国際規格であるFSSC22000※3で規定されている事項を基本とし、食物アレルギー監査※4などのノウハウを取り込み、衛生管理(食品安全のための前提条件プログラム)や、フードディフェンス※5の管理を、独自の内容で各生産工場の状況に合わせ、進化させて運用しています。
3.危機管理│商品回収システム・トレーサビリティシステム
ISO9001や食品安全管理システムで、品質トラブルの発生を未然に防ぐよう管理していますが、万が一、永谷園が提供した商品に重大な問題が発生した場合を想定して、早急に適切な対応が取れるように、商品回収管理規程を整備・運用しており、定期的に模擬訓練を実施しています。また、商品の生産・加工・流通の各段階において、原材料や包材の情報、商品の製造場所、販売先等の記録を残しており、商品の履歴情報を追跡できるようなシステムを構築しています。
- ※1 NAFSAS(ナフサス):永谷園味ひとすじ食品安全保証システム(Nagatanien Ajihitosuji Food Safety Assurance System)の頭文字をとったもの。
- ※2 HACCP(ハセップ、ハサップ):工場を運営するうえで基本となる衛生管理(一般的衛生管理プログラム)を実行したうえで、各商品において原料の入荷から商品の出荷まで、製造工程ごとに予測される危害の分析を行い、その分析にもとづいて適切に管理する(危害分析)という衛生管理手法。
- ※3 FSSC22000:ISO22000と食品製造に関する一般的衛生管理の基準(ISO/TS22002-1)を組み合わせた食品安全システムの国際規格。
- ※4 食物アレルギー監査:食物アレルギー配慮商品を製造している、永谷園フーズ岡山工場とオクトス工場において、食物アレルギー対策先進国である、カナダの権威のある機関より教育訓練を受けている、シーアンドエス株式会社にご協力をいただいて、定期的に食物アレルギー配慮商品を製造するために、適した環境であるか、監査を実施し、高い評価を得ています。
- ※5 フードディフェンス:食品への意図的な異物や毒物などの混入や、汚染を防止する安全管理手法です。工場への入退出管理や、工場内で使用する洗剤や薬品などの、施錠管理・在庫管理を徹底しています。
お客さまに商品が届くまで
お客さまに商品をお届けするまでの活動をフローで紹介します。
STEP 1商品開発
STEP 1商品開発
永谷園の商品は、設計段階から様々なチェック項目に従い、安全性・遵法性の確認を行っています。また、過去数十年間の失敗事例を集約して、新商品開発段階で安全な商品作りに活用しています。
STEP 2原材料調達
STEP 3生産
STEP 3生産
品質の安全性確保を軸としている国際規格やフードセーフティ指導・監査システム、食物アレルギー監査などを取り込み、衛生管理やフードディフェンス管理を強化した独自の内容で生産を運用しています。
STEP 4物流・販売
STEP 5お客さまの声