食物アレルギーへの取組み
ステークホルダーエンゲージメント
永谷園では、食物アレルギーをお持ちの方でも、「安心しておいしく召し上がっていただける食品を提供したい」という思いから、食物アレルギー配慮商品を発売しています。
なかでも2003年に誕生した「A-Label」シリーズは、「くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生」および「大豆」と、「香料・着色料」を使わない永谷園独自のブランドです。食物アレルギーの有無にかかわらず、同じ食事が楽しめる豊かな社会の実現を目指します。
工場での取組み
食物アレルギー配慮商品において特に気をつけなければならないのが、コンタミネーション※です。アレルゲンとなる食材がほんの微量でも混入することがあってはならないため、原材料の調達から生産、さらにはライン洗浄に至るまで、その危険性を防止するための管理方法を確立し、通常の商品よりも厳しい条件で食物アレルギー配慮商品の生産を行っています。
- ※コンタミネーション: 原材料としては使用していないにもかかわらず、ごく微量の特定原材料等やアレルギー物質が意図せずに商品に混入してしまうこと。
他社と協同の取組み
食物アレルギー配慮商品を持つ食品メーカー6社(エスエスケイフーズ(株)、オタフクソース(株)、ケンミン食品(株)、(株)永谷園、日本ハム(株)、ハウス食品(株)(五十音順))で、「食物アレルギーの有無にかかわらず、みんなで食事をおいしく楽しめる社会の実現」に貢献することを目的に「プロジェクトA」と名付けて、食物アレルギー配慮商品の普及・啓蒙活動を行っています。
2021年5月には、食物アレルギーへの理解・関心を高めるため、副読本「知ろう! 学ぼう! 食物アレルギー~みんなでいっしょにおいしく食べよう~」を製作し、ご希望いただいた小学校に無料配布しています。同年10月からは、副読本を活用した出前授業を実施しています。
今後もプロジェクトAの一員として、食物アレルギーの情報発信と啓蒙活動に取組んでいきます。
食物アレルギー関連情報について