品質保証・CSR 永谷園グループをより理解いただくために企業活動内容や2016年度に取り組んだ環境保全活動内容をご紹介します。

環境・社会報告書2017

車やめ 歩けばエコと ダイエット

地球温暖化防止への取組み

再生可能エネルギー(太陽光)の活用

サンフレックス永谷園では、取引先の(株)佐藤燃料様と共同で、DGR(デジタル・グリッド・ルーター)を本社工場に導入、あわせて太陽光パネル、ディーゼル発電機、蓄電池を設置し、2017年8月より本格稼働しました。DGRは、東京大学の阿部力也教授が開発した、発電コストの低い電気を優先して供給する世界初の装置になります。これまでどおり、電力会社から電力の供給を受けつつ、太陽光パネルから得た再生可能エネルギーを優先して使い、ディーゼル発電機も効果的に使うことで、安定した電力確保を維持しながら、電気使用量削減につなげていきます。

  •   2017年の株主優待の詰合せ (内容は毎回異なります)

    DGR

  • 2017年の株主優待の詰合せ (内容は毎回異なります)

    太陽光パネル

DGRの本格稼働の日を迎えて
(株)永谷園 生産計画部 神方 遼

サンフレックス
永谷園 経営管理部
征矢 正幸

立ち上げの設置計画から約1年、まずは本格稼働をうれしく思います。本業の生産に影響を及ぼすことなく、再生可能エネルギーを活用できることは、事業継続の観点から意義のあることだと感じています。私どもの工場を通して、再生可能エネルギー活用の難しさをクリアしたDGRの有効性を全世界にアピールしたいと思います。

工場における省エネの取組み

ガス使用量削減

花笠食品は、「あさげ」や「松茸の味お吸いもの」に入っている麩の製造を手がけており、焼麩は、生地の混合、成形、焼成、乾燥という工程を経てできあがります。2016年度は乾燥工程でのガス使用量削減を目的に取組みを進め、以前は手動で調整していた半製品乾燥機の温度を自動調整する「温度調節器」と、製品乾燥機で発生する排熱を循環再利用する「排熱利用ダクト」を設置し、乾燥工程でのガス使用量を前年度比約2.4%削減できました。

  •   2017年の株主優待の詰合せ (内容は毎回異なります)

    温度調節器

  • 2017年の株主優待の詰合せ (内容は毎回異なります)

    排熱利用ダクト

日々の改善が大きな結果に
(株)永谷園 生産計画部 神方 遼

花笠食品
星 了斗

エコスタッフに参加してから5年が経ちました。当初は環境に向けての取組みというと、少し難しいように感じましたが、「作業環境の向上」や「無駄を無くす」という視点から改善できることを見つけ、実行することが結果につながるとわかり、やりがいを感じています。麩の製造においては、気温や湿度に合わせ微調整を行うような、経験値が必要とされる部分も多く、すべてを機械に頼ることはできませんが、常に現場をよく見て、先輩方の話をよく聞き、できることを増やしていきたいと思います。

排熱利用の取組み

永谷園 茨城工場では、コンプレッサー室の排熱を一部の室内に取り込み、冬季に暖房として再利用しています。

  •  

    コンプレッサー室の排熱を動力棟に運ぶダクト

  • 動力棟室内の暖房

電気使用量削減への取組み

永谷園グループの各工場ではデマンド監視装置を導入しており、電力量や電力デマンド※をリアルタイムで確認しています。事前に設定した電力量に近づいたときには警報が出るため、倉庫の空調や照明等の一時的に休止できる設備を停止することで、ピーク電力の抑制と節電に努めています。また、照明器具をLEDに替える、長期休暇前に電子機器の主電源を積極的に切り待機電力を抑える等、できること一つひとつに取り組んでいます。

  •   サニーフーズ 船橋工場のLED照明

    サニーフーズ 船橋工場のLED照明

  • 藤原製麺のデマンド監視装置

    藤原製麺のデマンド監視装置

※ 電力デマンド:最大需要電力のこと。契約者が使用した電力を30分ごとに計量し、そのうち月間で最も大きい値を最大デマンドといいます。電気の基本料金は契約電力に基づいて算定されるため、最大デマンドの抑制が基本料金の低減につながります。

物流部門での取組み

省エネルギー法により、年間の輸送量が3,000万トンキロ※を超える荷主(事業者)は、省エネルギー計画の策定やエネルギー使用量等の定期報告が義務づけられています。永谷園グループでは永谷園が報告の対象となっており、計画書および定期報告書を提出しています。
永谷園における2016年度の生産物流と商品物流の全体の輸送量は3,133万トンキロとなり、2015年度対比で97.4%となりました。取組み内容としては、生産品目の絞り込みによる生産拠点の集約、外注工場で委託生産していた仕掛品の内製化などで生産物流の輸送量削減に努めました。2017年度は、工場から倉庫への輸送ルートの見直しや物流拠点の再構築などで輸送の効率化を図り、さらなるCO2排出量の削減に取り組みます。

※ トンキロ:何トン(重さ)のものを何キロ(距離)輸送したかという輸送量を表す単位。

効率的な物流を目指して
(株)永谷園 生産計画部 神方 遼

永谷園
生産計画部
物流グループ
竹内 寛

私たち荷主の役割として、ドライバーの作業負担の軽減、拘束時間の短縮、一運行当たりの積載効率向上などに努めていく必要がありますが、環境対策という視点ではCO2排出量の削減も重要なテーマです。具体的な取組みとしては、トラック輸送からJRコンテナ輸送への転換を実施しています。物の流れを環境に配慮しながら効率的にデザインし、メーカーとして安定的な供給を目指していきます。

オフィスでの取組み

時間外労働の削減へ

永谷園では、2016年4月から施行された女性活躍推進法のもとで作成した行動計画にも、「多様な働き方」と「生産性の向上」を掲げています。これらを実現、推進するために、時間外労働に関する事前承認制の導入や、ノー残業デー、月間労働時間管理(フレックスタイム制度対象者)の徹底に取り組んだ結果、時間外労働時間を前年度比26%削減することができました。時間外労働を減らすことで、従業員の健康確保、仕事と生活の調和を実現するとともに、企業の生産性向上、本社ビルの電気使用量の削減にもつなげていきます。

空調管理でガス使用量削減へ

定期的に実施しているビルの空調診断から、本社ビルの湿度設定が低めであると知り、従業員の健康管理(風邪等の感染予防)を目的に、冬場の湿度を5%上げました。すると、湿度が上がったことで体感温度が高まり、自然と暖房を使う機会が減りました。結果として、ガスの使用量を昨年度比3.4%と大幅な削減につなげることができました。

快適で環境にもやさしい職場づくり
永谷園ホールディングス 総務人事部 見付 善行

永谷園ホールディングス
総務人事部
見付 善行

従業員の皆さんが快適にスムーズに業務にあたれるよう、身の回り全般を様々な視点で日々考えています。今回はビルの空調診断の数値を受けて、試験的に湿度を上げたところ、乾燥を感じにくく、快適に冬場を過ごすことができたと実感していた中、ガスの使用量削減といううれしい結果につながりました。これからも人と環境と、いろいろな角度でアプローチし、それぞれに良いことをつなげていきたいと思います。

オフィス部門における2016年度取組み結果

永谷園グループオフィス部門では、2015年度に引き続き、環境への取組みとして「OA紙使用枚数の削減」「電気使用量の削減」「水使用量の削減」「廃棄物の削減・再資源化」「グリーン購入比率の向上」を実施しました。

・具体的な取組み内容

※カッコ内は比較単位

1
OA紙使用枚数の削減
再生紙の利用、両面印刷、
社内文書のペーパーレス化 など
[2015年度対比]11.2%削減(枚/人)
2
電気使用量の削減
使用後の部屋の消灯、空調の停止 など
[2015年度対比]1.7%削減(kWh)
3
水使用量の削減
流しや洗い場での節水 など
[2015年度対比]0.4%増加(m3)
4
廃棄物の削減・再資源化
廃棄物分別による意識喚起・
リサイクル促進 など

・廃棄物排出量

[2015年度対比]9.2%削減(t)

・リサイクル率

[2015年度対比]3.0ポイント低下(62.5%)(%)
5
グリーン購入比率の向上
グリーン商品の積極的な購入
[2015年度対比]1.3ポイント向上(59.7%)(%)
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